2010年01月28日

白木・・・関係。

チコちゃんにとってSZさんは「ねえちゃん」。だから病院とかで「チコちゃんのお母さん」と言われると「違う!ねえちゃんだ!」と心の中で思うんだそうだ。「で、マチダは白木のナニ?」と聞かれたので、「ん〜、下僕かな」と答える。「いや、そうじゃなくてさ……。お母さんじゃないよね? やっぱりねえちゃんかな」と言われたのだが、ちっとも白木より年上な気がしないので、母さんも姉さんもぴんとこない。「違うな〜、、、それを言うなら、白木が稼ぎのない夫で、わたしが籍を入れてもらえない内縁の妻、という方がぴったりくるかなぁ」ということで、そこに落ち着く。白木にとってはどうでもいいことなんだけど。それよりわたしは、病院の薬袋や通院カードなどに「町田白木ちゃん」と書かれることにたいして、「違うんだけどなぁ…」と思う。「町田白木」だと「増田岡田」みたいだ。わたしたちは漫才コンビではない。正しくは、「町田尚子と白木ピッピ」。白木が籍を入れてくれないので別姓なのだ。このまえ待ち合い室で一緒だった御夫人に「お名前はなんていうの?」と聞かれ、「白木です」と答えたら、「まぁ、名字みたいね〜」と言われたので、「はい。名字なんです」と言ったら、なんだか不思議な感じで空気が止まったような・・・。なのでまぁ細かいことは言わずに「町田白木」で我慢してる。でもほんとは違うんだよ。

「どっちだっていいにゃぁ」


白木むんっ。
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2010年01月27日

白木・・・すまない。

昨日のマズイお薬を飲ませることに失敗したわたしのことをまだ許してくれない様子の白木。執念深いところもわたしと似てるのね。
白木は、チコちゃんのあったかマットが大のお気に入り。昨日はずっとマットの上で寝ていたし、今日もずーーーーっとマットの上から動かない。今迄寒かったってことか・・・重ね重ねすまなかったね、白木。

「あったかいにゃ〜(笑顔)」

白木笑顔。
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2010年01月26日

白木・・・診療方針。

病院の日。絶食を命じられてるので、わたしも白木とともに窓辺に座ってることにする。そしたら白木もわりと大人しく猫ベッドで丸くなってる。時々抱っこして撫でたりしながら、なんとか食欲を誤魔化す。白木がウトウトしたすきに、菓子パンを急いで頬張る。ぬけがけしてごめんよ、白木。
今日は、心強い助っ人・SZさんが一緒だ。SZさんは、24才の天寿をまっとうした美猫・チコちゃんのねえちゃんなのだ。始めて電車に乗る白木。にゃーにゃー鳴きっぱなしだろうなぁ…と覚悟してたのに、車内ではいっさい鳴かなかった。偉い! SZさんが居てくれたので、先生のお話のメモをお任せして、わたしは白木を抱っこした状態で先生のお話を聞くことができた。白木は、悪性リンパ腫の消化器型の高分化型。悪性リンパ腫の中では、抗癌剤の効果が出やすいということで、この中では「良い」ほうの病気なのだそうだ。先生に「目標は2年」と言われて悲しくなったけれど、でも、目標があるってことはがんばりやすいってことでもある。今日から抗癌剤の投与を始めることになる。ステロイドとの併用。副作用をおこさず、うまく効いてくれることを祈るし願う。先生のお話を聞いてるあいだ、白木はずっとわたしの膝の上でじっとしてた。動物の勘で、現状の中で一番ましな場所を見抜いてるのか。(1)キャリーの中、(2)診療台の上、(3)マチダの膝の上、の中だったら(3)がいいっていう選択だな。本日の血液検査の結果待ちの間やお薬待ちの間、キャリーの中に入れた湯たんぽに前足をのっけてちんまりと大人しくしていた白木。イイ子すぎて切ない。帰りはタクシーで帰る。今後は、まずは週一程度の定期検診をする。うちはタクシーでも片道3000円程度で行けるけれど、遠い人は大変だ。でもさすがは「日本動物高度医療センター」、けっこう遠くから通院してる人もいるみたいだ。
家についたらすぐにお薬。もらったお薬全部一気にあげなくてはいけないので大変だ。失敗して、白木が口から「まずい!」の泡を出したりして大騒ぎ。この一件でわたしはかなり嫌われモード。今日の白木は、わたしよりもSZさんのほうが好きみたいだ。なんたってSZさんとチコちゃんから、美味しい老猫食をたくさんと、あったかマットをいただいたのだから! このあったかマットはチコちゃんが使ってたものだ。警戒心の強い白木が、クンクン匂いをかいですぐにマットの上に座り込む。さすがチコちゃんパワーだ。ご長寿チコちゃんのパワーをもらえるといいね、白木。今日も一日お疲れさまでした。

「こちらがチコちゃんから譲っていただいたあったかマットでございます」


白木チコちゃんマット。
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2010年01月20日

白木・・・呼吸。

昨日の夜はなかなか寝付かれなかった様子の白木。気持ち悪いのかな〜…と心配してたら、やはり今朝、吐いてしまった。1時間後には、ご飯が欲しいと言ってくれたのでちょっと安心。でもあまり量は食べられない様子。袋状のベッドに潜りこむのはいつも午後になってからなのに、今日は午前中から入ってしまった。ここに潜ってしまうと白木の呼吸が確認しずらくて心配になる。生存確認のため、「白木〜」と呼ぶとゴロロロロロという喉の音で返事をしてくれる。返事がないときは、悪いとは思うけれど中を覗く。「なんだよぅ〜。寝てたのにぃ〜」と思いっきり嫌がられる。お詫びに少し撫でてから退散。
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2010年01月18日

白木・・・服薬。

薬3錠飲ませるのが可哀想なので、今日は不味い一錠だけを飲ませ、残りの二錠は砕いてご飯にまぜたら、拒否。このふたつは味も匂いもないはずなんだけど…。薬のせいで食べないのか、食欲が無いのか、あげた缶詰めが不味いのか、どれが原因かがつかめない。可哀想だけど、夜からは今まで通り口から錠剤を飲ませることにする。
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2010年01月17日

白木・・・食欲。

白木はどうでもいいだろうけれど、なんとなく、ずっと一緒に居たくて家から出ないようにしてる。といっても、白木は窓辺のベッドで寝てるし、わたしは机に向って絵を描いてるし、くっついてる時間は少ないのだけれど。帰宅してからずっと、食欲がないみたいだ。食べたいけれど食べれない…というようなじれんまがあるように見える。夜、食べたものを吐いてしまった。その後は、ずっと寝てる。大丈夫かなぁ。
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2010年01月16日

白木・・・休養。

昨夜は何度も目をさまし、白木の様子を確認。ぐっすり眠ってるようだった。3時半くらいにちょっと目を覚ましたので、撫でたらごろごろいいながらまたすぐに眠った。疲れてるみたいだった。猫ベッドのふちから手を伸ばしてきたので、肉球を指で撫でながら、なんとなく手を繋いでる感じで寝た。今朝は吐かなかった。薬3錠を上手に飲んで、ご飯は少し。
胃が荒れてたりポリープが出来たたりする原因としてストレスが考えられるのは人も猫も同じ。問診の時に先生に、思い当たることはありませんか?と聞かれ、「ストレスがあるとすれば、家に来たことだと思います」と答えた時は辛かった。正直に言わなくちゃいけない、でも認めたくない、という葛藤。自白する時の犯人の気持ちってこんな感じなのかな、と思った。白木、今は随分リラックスしてるとは思う。だけど、8年間暮らしてきたお家と育ての親と猫仲間から、なんの前触れもなく、初対面のわたしのところへ連れてこられたショックは相当なものだったと思う。おまけに猫に慣れてないわたしとの暮らしは困惑の連続だったに違いない。今うまくやっていけてるのは、すべて白木の寛容さのおかげなのだ。そのツケが白木の不調だったら悲しい。半年たった今、やっと白木と話しが出来るようになったところだから、本当の意味で一緒に暮らしていくというのは、まさにこれからなんだ。
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2010年01月15日

白木・・・検査その2

12時に病院へ。ケージの中で点滴を打ちながらエリカラをした白木に会う。わたしが部屋に入って呼んだとたん、ヒィ〜ンヒィ〜ンと助けを求めるように泣くのでわたしも泣けてしまう。そっと抱いて膝に乗せ、検査時間になるまで、謝ったり励ましたり。13時に、内視鏡検査に連れていかれる。
3時間半後に呼び出され、検査が無事に終了したという白木と再び会う。「麻酔がまだ完全に切れてないのでぼんやりしてると思います」と言われる。ゲージの中でうずくまっていた白木を呼ぶと、麻酔のせいで足元がおぼつかず、コケてゲージにガンガンぶつかりながらも、必死で立ち上がってこちらに来ようとする。もうすぐにでも連れて帰りたい衝動。「ちょっと興奮しちゃうみたいですね〜」と先生に促され、身を切られる思いで部屋を出る。検査の結果と麻酔後の様子確認のため3〜4時間待つ間、ニコタマまで出向いてくれたH川さんとKNちゃんと会う。H川さんに福井名物の水ようかんをいただく。アイスランド旅行のお話や、ふたりとも鑑賞済みのアバターについてなど、あれこれとおしゃべり。時間が来たのでわたしは病院へ。キャリーに入れられた白木を先に返してもらったのだが、「出せ〜!」と大暴れ。ボッコンボッコンに動くキャリーを抱えて診察室で先生にお話を聞く。やはり胃になにか問題がありそうだった。検査結果は1〜2週間後なので、今はまだなんとも言えない。悪い結果でないことを祈るしかない。今はとにかく、白木を家へ連れ帰って休ませてあげたいだけだ。帰りのタクシーの運転手さん情報によると、この病院はメディアにも取り上げられ視察団も訪れるという有名病院なんだそうだ。それだけに料金も・・・。前に乗せた人は、一ヶ月の治療で100万近くかかったと言ってたそうで、恐ろしい〜。でも、手術が必要となったときに、お金が無いからやめとこうとは思えないだろう。こういった飼い主の心理を利用したぼったくり動物病院というのがあるのも頷ける。この病院がそんな病院でないことを祈る。
家に帰ったら、白木、さっそく家中に体をすりすり。お尻の毛が濡れていて、ちょっとおしっこを漏らしてしまったようす。床にもぽたぽたと跡が…。相当我慢してたみたいで、トイレに隠ること1分ほど、特大のシッコの固まりを残す。こんな辛いめにあわせたわたしのことをしばらくは許してくれないだろうなぁと覚悟していたけれど、逆に、いつもよりも甘えてくる感じだった。嬉しいけど切ない。猫ベッドに湯たんぽと白木を入れ、長い長い一日が終わる。おつかれさまだったね。
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2010年01月14日

白木・・・検査その1

いざ、日本動物高度医療センターへ向けて出発! キャリーに入れた白木を抱えて歩きだしたのだが、全然タクシーが走ってなくて焦る。やっと捕まえたタクシーの運転手、「ナビに入れますね〜・・・あれ〜、この住所無いよ〜、おかしいな〜、でもまぁ土手沿いだよねぇ」と手渡した地図を見つつ車を走らせる。なんかちょっと不安。ニコタマの開発工事であちこち通行止めになってることを知らなかったらしく、しっかり渋滞にハマりやがったので、降りる。降りて歩いてニコタマ駅前のタクシー乗り場に行き、改めてタクシーに乗ると、その運転手さんは病院の場所を承知していたので、ホッ。病院では、まず白木の体重を計ることから始まった。いつもの病院では素晴らしい看護士さんがキャリーから白木をがっちりと抱いて出してくれるのだけれど、ここの先生は「さあ出してみようか〜」というだけで、いや、そう言ってキャリーを斜にして白木をすべり出そうとするではないか! 結局、落ちるもんか!と踏ん張る白木をわたしが抱いて出す。医師は無闇に動物に触ってはいけないという規則があるのかしら。体重測定のあと、ひとまずキャリーに戻し、白木の症状などについてわりと細かく話しをし、とりあえず内視鏡をやる前に出来る検査・レントゲン、エコー・血液検査などをやることになる。最後にもう一度白木を台の上に出して撫でながら「ごめんね〜」と言ったら、白木が「ヒィ〜ン」とせつなそうに鳴き、「そんなふうに鳴かれたら辛くなっちゃうね〜」と先生が言い、わたしは涙、涙、涙。ニコタマのタカシマヤなどで時間をつぶし、3時に病院に戻り結果を聞く。今日の検査では何も見つからなかったので、次に内視鏡をやるかどうか、という問題が出て来た。先生とも相談して、明日、検査をしてもらうことに決めて、今日は白木を病院に泊まらせることに。白木に会わせてもらってしばらく抱いたあと、診察室を出たわたしを見た人たちはきっと「不治の病を宣告されたに違い無い」と思ったことだろう。そのくらい泣きはらしていたわたし。検査をお願いしてきただけなんだけど・・・・。
家に帰って、白木が居ないうちにやれることをやっておこう、と思ったけれど、白木が居たら出来ないことなんて何も思いつかない。一人でシクシク泣いてたら、KNちゃんとH川さんが電話をかけてきてくれた。メソメソしてることがバレバレなのだった。ん〜、、、、やっぱり今日は連れて帰ってくれば良かったか〜。白木のためではなく、わたしの為に。

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2010年01月12日

白木・・・決断。

白木、処方されたお薬を飲ませ、一時は調子良くなったこともあったのだけれど、ここのところまた毎日のように吐くようになってしまったので、かかりつけの動物病院の先生に相談する。この後はもう内視鏡で検査するしかなさそうだ、と言われる。この病院でも検査できるけれど、二次病院の方が機材も充実してるし細かい検査も出来るから、金銭的に問題が無いのならそちらのほうをお薦めする、と言われる。怖がりの白木だから、知らない病院で怖いことされるよりは、知ってる病院で知ってる先生に検査してもらったほうがいいのかな。でもそれで何か悪いところが発見されて、結局大きな病院に行くことになるのなら、最初から大きな病院にいったほうが一度で済むということもあるし・・・あぁ、白木に「どっちがいい?」と聞ければいいのに。結局、大きい病院に行くことにして、予約を入れてもらう。内視鏡を入れるかどうかは当日の診断による、とのこと。「あさっては病院に行くからね」と白木に伝えながら泣く。こんなに小さくてフワフワで柔らかい白木の体に内視鏡なんて・・・。でも、あれこれアタリをつけて、いろんな薬を試すよりも、一度の内視鏡で済むならそれでいいのかも。だけどほんとに白木はどっちがよかったのかなぁ。
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