午後のトップバッター、
12軒目は「噛む犬タロウ」の家。
「噛む」って言われると、ちょっとびびっちゃう。
豆川さんがおやつを放ったすきに、
へっぴり腰でご飯を置く。
シッポの付け根のとこの黒がかわいい。ここのお家には猫もたくさんいる……はずなのだが、
姿を見せたのは腹ぺこのキジトラのみ。
(後から遠巻きに数匹姿を見せてくれた)
ぶれぶれでゴメンね。あちこちのお皿からご飯を食べてた。
全部同じ味だけど。
そうこうしてるうちに、再び日比さん登場。
タロウは日比さんのことを信頼してる。
見つめる目がつぶらでかわゆい。

警戒吠えも止まった。
“噛む犬タロウ”は凶暴な犬なわけじゃなくて、
警戒心が犬一倍強いだけなんだろう。
ご飯やおやつでつろうとする不審者(わたし達)に
まどわされない賢い犬タロウ。
わたしが行った時は警戒吠えしまくったり、
怯えて小屋から出てこなかったりするコ達が、
日比さんのブログでは
穏やかな顔を見せていることが多々ある。
日比さんが犬猫達と築き上げてきた信頼感がそこにはある。

人間だって、犬だって、ネコだって、同じだ。
信頼関係は簡単にきずけない。
いきなり“日比さん”にはなれないけれど、
信頼されてなくても、
ご飯の用意やウンの片付けはできる。
姿を見せないネコ達が、
警戒心の強い犬達が、
どこかでじっと観察してることだろう。
いつか合格点が貰えたら嬉しいなぁ。
さて、ここからは、
銀次日記や
猫撮るブログでよく目にする
有名猫(わたし的に)満載のお家が続く。
楽しみ〜。
13軒目は猫のうたちゃん。
太い!そして短い!
でも、意外と小柄なうたちゃん(白木比)

魅力的なプリケツをしてるのだけど、なかなか写真が撮れない〜。

お顔はこんな感じですよ。

意外と小顔(白木比)
白木と比べないでっ!抱っこさせてもらったけれど、
そんなに重くはなかった(白木比)。
でも体長のわりに丸すぎるのがちょっと心配。
次はローカロリーフードを持ってこよう。
14軒目は猫のムク。
ムクはデカイ!!(白木比)
骨太でガタイがいい。
体長も長い。
耳も顔もでかい。
親分タイプだね。
ご飯、一気食いここには恐がりな三毛猫もいて、
「ご飯食べたいけど人がいるからいやなのーっ!」と
言われましたよ。
はやく帰りますように…わかった。すぐ帰るから。
ムクに食べられないうちに、ホカホカ飯食べるんだよー。
ムクは食後のお散歩。
んぺんぺ〜♪
ギロッ
か、かわいい〜♥
お留守番スイッチもぽちっとさせてくれました。ちなみに、ムクも抱っこさせていただきました。
その時の写真が
豆川さんのブログに。
ムク、イカ耳になってます。
またね。
また会おうね。
15軒目はしっぽが個性的なマメちゃんの家。
でも姿は無し。
天気が悪いと家から出て来ないらしいので、仕方ないか。
豆川さんがマメちゃん用に美味しそうな缶詰をもってきてくれたよ。
後で食べるんだよ。
16軒目に犬のチビの家に寄ろうと思ったら、
お家の人の車が家から出るところだった。
お家の人が来てくれてたならいいね、ということでスルー。
会いたかったけど、また今度。
なので16軒目は、猫のクルッポ(仮)とすみだ(仮)の家。
前回、すみだの目がグチュグチュしてて、
ご飯も食べずらそうだったので、
カロリエースを持参。

目の具合は治ってなかった。
ちょっと心配。
クルッポは元気にご飯をたいらげて去っていった。
クルッポに染ってる様子はないから
すみだのソレは伝染する病気ではないのかもなぁ。
食事するクルッポの後ろ姿。ここのお家は、水道から水をだしっぱなしにしてくれていたのだけど、
水道が壊れてた。
クルッポのお家も要水です。
17軒目はGS横の猫。
前回目がグチュグチュで顔が三角だった茶トラのコが心配。
カロリーエースとa/d缶で栄養補給重要地点。
姿を見せずに帰れコール@二匹の鳴き声が聞こえてきた。
はいはい帰りますよー…というところで
茶トラがひょこっと出て来たらしい。
残念ながらわたしは見逃してしまったのだけど、
茶トラで丸顔のコだったそうだ。
この前の弱ってるコとは違うみたい。
さ、本当に帰るから、ちゃんとご飯食べてよねー。
18軒目は山木屋の猫。
脱兎のごとく目の前を横切った猫一匹。
茶トラだったかなー。
玄関前のカリカリ入れは全部空っぽ。
そして、ケースをくりぬいて作ったフードボックスのフたを
まどかちゃんが開けたら・・・・
タヌキがいたそうです。
むー。。。
追い出すのもしのびなく、そっと蓋をしめて見なかったことに。
たぬきが登れなさそうな室外機の上にご飯を置くと、
黒白猫が食べに来てくれた。

タヌキやサルなどの野生動物は
元々は山で暮らしていたはず。
でも、震災後、村から人がいなくなり、
残された犬猫の居る所に美味しい食べ物がたくさんあることを
知ってしまったのだろう。
野生動物にとって犬猫はたいした脅威ではなく、
楽にご飯を奪うことが出来る。
しかも人間に追い払われることもない。
そしたらやっぱりみんなこっちに来ちゃうよね・・・。
そうやって、野生動物達の生活も破壊してるんだよなー。
たぬきも気の毒だけど、
猫フードは、ちゃんと猫が食べてくれますように…。
時間はまだあったけれど、
コースの流れ的にここで終了。

前回、人の居ない寒い飯舘村に残されてる犬猫の姿に心を痛めた。
「もしこれが白木だったら…」と思うと
かわいそうでたまらなかった。
どんなに寒いだろう。
どんなに怖いだろう。
どんなに寂しいだろ。
このコたちに暖かい場所を、
外敵のいない安全な場所をあたえることは出来ないものか。
だってもう三年もがんばってるんだから。
そう思った。
今回、このコたちを置いていかざるをえなかった人の気持ちを考えた。
「もしもこれがわたしだったら…」
白木はご飯を食べることが出来てるだろうか?
雨風をしのぐ場所は見つけられただろうか?
他のネコにいじめられてないだろうか?
野生動物にやられてないだろうか?
毎日心配でたまらないに違いない。
それでも、仕事があったり、
足(車)がなかったり、
あるいは雪や台風で道が断絶されてしまったりして、
毎日村へ通うことが出来なかったとしたら・・・。
お家に犬猫を置いてきている飯舘村の多くの人達は
三年間もそんな思いをしているんだ。
それはあまりにも辛すぎる。

この日、浅草はすンごい雨だったそうで、
飯舘はどんなことになっているのやら…と心配だったそうで。
飯舘は、お守りコケシが同行してくだすったおかげか、
それほどヒドイ雨にはならなかった。
銀さん、お見守り、ありとうございました。
日比さん、ご案内ありがとうございました。
エフのみなさん、ご心配おかけしました。
赤組のみなさん、おつかれさまでした。
飯舘の犬猫たち、今日も生きていてくれてありがとう。
※今回の犬猫フード代金は、チーム銀次の仁義箱の寄付金を
使わせていただきました。
ご寄付くださいました皆様、ありがとうございました。
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posted by inukaki at 20:43|
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