2014年11月29日

11月29日飯舘村、冬が来る前に…その2

14軒目は、猫のチーズと犬の木林森くんのお宅。
前回は除染まっさかりだったけど、
もう終わっているみたいだった。

前回はほとんど姿を表さなかった猫達が
今回はわらわらと大集合。
みなさん腹ぺこ。
出すそばからガツガツ。

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この他に黒があと二匹、ハチワレが1匹

今日は、シロビちゃんがやけにゴロスリで
そばを離れなかった。
青い目をした小柄(白木比)な白猫。
飼い猫ではないはずなので、
お家に迎えたいというヒトが
いないかなぁ…いたらいいのに……
というようなことを
あちこちの現場で思う。

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こんな写真しかないけど、実物はとてもかわいい

例えばこちらのラビちゃんは、
上村さんのお宅で家族探しをすることになったそうだ。

チビのような飼い猫は、
どんな状況であれ、飼い主さんの了承を得られなければ
保護したり預かったりはできない。
でも、居着きの猫(飼い猫ではないコ)になら、
してあげられることがあるはず。
「がんばれ」とか「かわいそう」とか言うばかりではなく。
なにもしてないわたしが言うのもナンですが…。


さて、お待たせしました、
お尻コレクションの時間です。

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チーズ

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猫にまみれた後は、
犬まみれ大会ですよーーー!

まずは奥の奥の奥にいる
木と林くんのところへ。

わたしがハータン(林くん)とお散歩してる間に
シーナさんがハータンの小屋まわりを清掃。

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ハータンのお耳、かわゆ♡

戻ってきて、
今度はシーナさんが木くんのお散歩をしてる間に
わたしが木くんの小屋まわりを清掃。

前回、木くんの小屋の床に敷いてあった
バスマットがボロボロになっていたので、
シーナさんが新しいバスマットを用意してきてくれた。
みなさんの小屋に敷いてみたけど、
どうかなー。
「その後の様子」を確認できないのがもどかしい。

これからの季節、野外では毛布が凍ってしまう。
先に寄った噛まない犬クーの毛布も
湿ってビショビショだったそうで(シーナさんが確認)
もっと寒くなったら凍ってしまうと思われる。
厳しい冬を野外で過ごす犬達の寒さ対策、
どうしてあげたらいいだろうか…。

ハータンはご飯を全然食べなかった。
座って、じっとヒトのことを目で追う。
食べてる間にヒトが帰ってしまうと思ってるのかなぁ…。

最後にお待たせしました、森くん。
お散歩行って、清掃して、ご飯。

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写真撮り忘れたのでシーナさんのTwitterより拝借

ぽつんと置かれた森くんのまわりは
のっぺらぼうの更地がどこまで広がって寒々しい。
どう見ても楽しそうには見えない。

丁度このお宅に到着したころ、
日比さんから「今どこですかー?」と電話が。
一時間半後ぐらいにかかってきた電話には出れず、
かけ直してみたら、
「今はどこかなーと思いまして」とのこと。
す、すみません、同じ場所に居ます・・・・汗。

猫チーズと犬の木林森くんのところでは
前回同様すっかり時間をとってしまった。
滞在時間、1時間半以上。
木と林の係留場所を元に戻してもらえたら
もう少し時間短縮出来るのだけどなぁ……。



15軒目はココちゃん(ハチワレ母さんのお宅)。
ビューッと走り去る、白地に黒い模様の猫を目撃。
給餌小屋では、猫の声を聞いた。
帰り際、初めて見るアメショ風の猫の姿も。
耳先カット無しかな??(写真撮れず)



16軒目は、こちらのお宅。

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だーれだ?

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お尻と言えばみーちゃんでーす♡


相変わらず、あまりご飯を食べてはくれないけど、
ちゅーるを乗せたら、少しだけ食べた。
今回、あちこちでちゅーるが大人気だった。
今度はもっともっと持っていくよ〜!

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美味しい物を少しだけ、っていうタイプ?



17軒目は、
フサフサ猫の居るお宅。
前回会えたフサフサキジ、今回は姿無く。
ボックスに置き餌して帰る。
それにしても、ここは獣臭がすごい・・・。



18軒目はミミタのお宅。
ミミタは二階の屋根でにゃーにゃー。
片目の仔猫は家の中。
出てこれないようだった。
ミミタが「ご飯は要らな〜い」と言うのはいつものこと。
遊んであげたいけど、
もうかなり時間がおしていて、
おばさん達、ゆっくりできないんだよ。
ごめんね。
ウェットを二階に差し入れて、
ドライを一階に置いて、
少しだけミミタを抱いて、さよなら。

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写真撮り忘れたのでシーナさんのTwitterより拝借



19軒目は、初めての訪問地、
キジキジのお宅。
こじんまりと除染作業中の中、
にゃー!と登場したのは、
よく肥えたキジトラ二匹。

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ゴムマリのようにまん丸

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よく食べます



20軒目は、
うっかり寄りそびれてしまったお宅。
初めての訪問先の、前田の牛舎。

鳴きながら飛び出してきた二匹。
慣れてはいないけど、“ヒト=飯”は知ってる。


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用意するそばから食べ始める三毛

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黒は空腹よりも警戒心が勝って近寄れず

給餌ルームに移動して、
ゆっくりお食べくださいね。


…ってことで、本日の給餌、終了〜!



顔見知りの犬猫が増えると楽しさが増す。
「また会えた!」の喜びは大きい。
白木(同居猫)と違い、
スリスリゴロゴロ甘えてくる猫も多く、
「膝の上に乗ってくる猫」を初体験したのは、
ここ飯舘村でだった。
日々の生活での犬不足を
村の犬達はおしみなく補ってくれる。
ありがとう、ありがとう。

反面、顔見知りの犬猫が増えたことで
感じる悲しみもある。
主が居なくなった犬小屋を見た時。
一匹の猫が姿を見せなくなった時。
腐ったフードに虫がわいていた時。
雪の上で耐える猫をおいて帰る時。
泣いても仕方ないけど涙が出る。

なにも知らなければ
「かわいそうにね〜」ですんだかもしれない。
「どこかで元気にしてるよ」と言えたかもしれない。

「知らない」というのは楽なことだ。
でも「知らない」は無責任だ。
政治のヒトも電力会社のヒトも普通のヒトも
知ったうえでどうするかを決めて欲しい。

今日は、途中、暑く感じるぐらいの気候だった。
でも、見守り隊の方によると、
12月ぐらいから雪が降り始めるそうだ。
除染作業後、まったいらになったこの土地で
どうやって雪や風をよければいいのだろう。
どこに身を寄せればいいのだろう。
そんなこと、国や東電のエライ人にとっては
どうでもいい小さなことなのだろうか。
どこからどうやって「日本を取り戻す」のか知らないけど、
それより先にここの犬猫達に
こたつやストーブや毛布や
屋根や家族や安心を取り戻して欲しい。
早急に!
冬が来る前に!!


今回も、チーム銀次のみなさまからのご支援で
フードなどを購入させていただきました。
ありがとうございました。

白木もお留守番ありがとねー。
毎回留守番時間記録を更新させてごめんねー。

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(おわり)
posted by inukaki at 21:26| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

11月28日飯舘村、冬が来る前に…その1

11月27日の夜、
東京を出発して飯舘村へ向かう黒銀号。
今回も全行程を運転してくれるシーナさんとふたりで。
みちの駅駐車場で仮眠してからコンビニで朝ご飯。
早朝のコンビニは
除染作業員(と思われる)の方々で大混雑。
レジは長蛇の列。
すごいことになってるんだなー、飯舘村・・・。


今日は須萱地区から入る。

1軒目、母子猫のお宅。
姿無し。
給餌小屋のカリカリはからっぽ。
獣に喰いつくされてるのだろう。
獣が立ち寄るせいで
猫が姿を消したのかもしれない。

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縁の下にウェットを置く



2軒目は、薄三毛のお宅。
薄三毛と三毛猫が登場。
薄三毛は、ちょっとした音にもビクビクして、
そのたびに後ろを振り返る。
ここもきっと獣たちがやってくるのだろう。
気の休まる時なんて一時もないのだろう。

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薄三毛の首の傷は治りかけかな?

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慌てて食べる人慣れしてない三毛


家の中には、一件目の家のお母さん猫の姿が。
出て来られなくなっちゃったのかな〜
と心配してたら、どこからか脱出。
早速カロリーエースを進呈。

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最近、お子さんの姿がないようなので心配…



3軒目は、母子犬のお宅。
びびりん坊の息子さんが
珍しく外に出てお出迎え。

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「全然ウェルカムじゃないです」

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お尻コレクション犬篇

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「ごちそうさま。ブロッコリーは残したわ」


ゴルゴ母さん(仮名)はシーナさんとお散歩。
わたしは、招かれざる客として
息子さんの家へ居座る。
差し出したおやつを、食べはしないけれど
匂いはかいでいたので、
懐柔の可能性を感じた。
そこへゴルゴをつれたシーナさん登場。
息子さんの見てる前でゴルゴにおやつをあげる。
息子さんがわたしの背後に忍び寄ってきたので、
振り返らずにおやつを差し出したら、パクリ♡
ついでにわたしの手もペロペロと。

そんなことを繰り返した後、
息子さんにお散歩リードを装着、
そのままお散歩へ。

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「な、なにをするんですか?」


ちょっと歩くたびに振り返り、
「な、なんでついてくるんですかぁ」
「あ、あなたいったいなんなんですかぁ」
と言いたげにわたしを見る。
しょーがないじゃん、リードで繋がってるんだから。

ゴルゴも息子さんも、
ふたりでじゃれあったり嗅ぎ合ったりすることはなく
お互い無関心っぽいのに、
それでもふたり一緒だと心強いようだ。
ひとりだとすぐに引き返してしまうゴルゴも
どこまでも歩く。
息子さんも走る。

帰りは、ゴルゴに家まで送ってもらって
無事にお散歩を終えた息子さん。
いつもの定位置、部屋の奥に引っ込むことはなく、
タタキでおすわりするぐらいには慣れてくれた。
…ってことで、「仲良し風記念写真」を。

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心を無にする息子さん



達成感に満ちあふれて
4軒目の、道に面したお宅へ。
猫の姿、無し。

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5軒目は倒壊した蔵のお宅。
キジシロがにゃーにゃー鳴きながら登場。
恐がり三毛も建物の影から顔を出す。
その場でおふたりにウェットを。

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その間に給餌小屋の中に置き餌をセット。



6軒目は、犬チーズと猫チビ&千夜ちゃんのお宅。
11月26日の日比さんのブログには
「今日はチビがいなかった。雨の中どこへ?」とある。
(26日のブログ→

チビは10月にも行方がわからなくなり、
数日後、傷を負った姿で戻って来たことがある。

残念ながら今日もチビは居なかった。
日比さんがおっしゃるには
チビを最後に確認したのは23日だそうで、
もう5日間、姿を見た人が居ない。

「また前みたいにフラっと出てくるでしょ〜」
と軽く考えることは出来ない。
前回だって、フラリとどこかへ放浪していたわけではない。
あの傷。
獣に襲われ、追われ、傷ついて身を潜めていたのだ。
それでも、チビはまた同じ場所で過ごすしかなかった。
獣に襲われる危険のある、同じ場所で。

何回怖い思いをしたら、
どのぐらい深い傷をおったら、
救いだしてもらえるのだろう。

ついに二度と帰ってこなかった時、
あるいは痛ましい姿を発見した時にはじめて、
「あの時助けてやれば…」と後悔するだけなのか。
そうなってから流す涙なんてなんの意味もない。
なぜチビが、猫が、犬が、
こんなにもがんばらなくちゃいけないんだろう。

千夜ちゃんとチビはいつも一緒だから
千夜ちゃんもきっと怖い思いをしたはず。

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ねえ千夜ちゃん、チビはいまどこにいるのかな?

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ねえチーズ、チビになにがあったか知ってる?

そうして、結局わたしも
チビを探してあげることは出来ず、
この場を去るだけのヒトなのだ。



7軒目はお隣の「三本足」のお宅。
マガリが居た。
縁の下に隠れながらお食事。

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「はやく帰ってください」



8軒目は、噛む犬クーのお宅。
クーは、チーム銀次のシーザーこと宿六さんのおかげで
「噛んだことはあるけど、今はお散歩にも行ける犬」になった。
けど、今回は諸事情により、散歩チャレンジはしなかった。
ごめんなさいね。

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クーの居るハウスの真ん前に、
フレコンバッグがドーンと置いてあった。
なぜここに置く必要が???
失礼しちゃうよ、まったく。

今日は猫の姿は無かった。



9軒目は、花卉農家(クラクション)のお宅。
プップーとクラクションをならしたら、
にゃーんと猫の声。

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にゃんともかわいい下膨れのキジトラ


でも、君、ここん家の子ではないよね?
なのにクラクションに反応するとは!

給餌場所にウェットをセットし、
帰ったふりをしてのぞきに行ったら、
ヒゲちゃんが居た。
わたしは見れなかったけど、
シーナさんがフサの後ろ姿も見た。
たまちゃんとアカはどこにいったのかなぁ……。



10軒目は、こざくらちゃんのお宅。
前回に続いて、猛烈に空腹のようだった。

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シーナさんに揉まれながらも食べ続けるこざくら


食後はぬれ縁でグルーミング。

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グーパーサービスに
観客(シーナさんとわたし)の黄色い声援が飛ぶ。

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「どうせ帰るんでしょ?」


わたし達が車に戻ったとたん、
烏が二羽、舞い降りてきた。
置き餌のドライ狙いだろう。
こざくらがドライを食べられることは少なく、
人が来た時に貰えるウェットだけで
生き延びてるのではないかなと思う。



11軒目は、噛まない犬クー。
前回写真を撮り忘れたので、
今回は忘れないように!

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にゃはは


おやつをあげたら、
さっそく穴をホリホリして埋め埋め。

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お鼻に砂がついてますよー

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「きにしない〜!」


鶏さんには小松菜を献上。

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こんなふうに凧糸で吊るしてみた



チャッピーのお宅は
お家の人が帰っていたようなので通過。



12軒目は、公民会前のお宅。
メエメェとマァマァは
前回同様、激しくお腹が空いてる様子。
うーん、お家のかたの帰宅頻度が減ってるのか、
ボラの立寄り頻度が減ってるのか・・・。
縁の下の置き餌は、今回も一粒も残っていないから、
ここも獣たちに喰い尽くされてるのだろう。

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食べても食べても足りない様子のふたり

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居着きの恐がり茶トラ、半身

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最終的には全身お披露目


やっとやっとやっと落ち着いたおふたりさん。

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メェメェ

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マァマァ



13軒目は、初めて行くシロッチ(犬)のお宅。
お家のかたが留守の時、
シロッチは鍵付きの建物の中に居るので
姿を見ることは出来ない。
今日の目的は、お腹の弱いシロッチへのフード配達。
from チーム銀次ですよ。

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たくさん食べてね、シロッチ!

(つづく)
posted by inukaki at 19:14| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする