
カバーをはずすと、モノクロームの世界。
銀色の紙に印刷されてあるのだ。
かっこいい!
見返しの朱色も効いている。

ブックデザインは坂川事務所の坂川栄治さんと朱音さん。
基本的には、表題作の『鳥のうた、魚のうた』のイメージで描いたけれど、
他の短編のイメージもちょこちょこと入り込んでいる。
幻想的なんだけどリアル。
きもちわるいんだけどきもちいい。
うつくしいんだけど不気味。
音とか色とか感触とか匂いとか
そういったものをリアルに感じることができる珠玉の短編集。
だから絵もスルスルと描けたんだと思う。