2014年11月29日

11月28日飯舘村、冬が来る前に…その1

11月27日の夜、
東京を出発して飯舘村へ向かう黒銀号。
今回も全行程を運転してくれるシーナさんとふたりで。
みちの駅駐車場で仮眠してからコンビニで朝ご飯。
早朝のコンビニは
除染作業員(と思われる)の方々で大混雑。
レジは長蛇の列。
すごいことになってるんだなー、飯舘村・・・。


今日は須萱地区から入る。

1軒目、母子猫のお宅。
姿無し。
給餌小屋のカリカリはからっぽ。
獣に喰いつくされてるのだろう。
獣が立ち寄るせいで
猫が姿を消したのかもしれない。

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縁の下にウェットを置く



2軒目は、薄三毛のお宅。
薄三毛と三毛猫が登場。
薄三毛は、ちょっとした音にもビクビクして、
そのたびに後ろを振り返る。
ここもきっと獣たちがやってくるのだろう。
気の休まる時なんて一時もないのだろう。

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薄三毛の首の傷は治りかけかな?

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慌てて食べる人慣れしてない三毛


家の中には、一件目の家のお母さん猫の姿が。
出て来られなくなっちゃったのかな〜
と心配してたら、どこからか脱出。
早速カロリーエースを進呈。

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最近、お子さんの姿がないようなので心配…



3軒目は、母子犬のお宅。
びびりん坊の息子さんが
珍しく外に出てお出迎え。

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「全然ウェルカムじゃないです」

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お尻コレクション犬篇

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「ごちそうさま。ブロッコリーは残したわ」


ゴルゴ母さん(仮名)はシーナさんとお散歩。
わたしは、招かれざる客として
息子さんの家へ居座る。
差し出したおやつを、食べはしないけれど
匂いはかいでいたので、
懐柔の可能性を感じた。
そこへゴルゴをつれたシーナさん登場。
息子さんの見てる前でゴルゴにおやつをあげる。
息子さんがわたしの背後に忍び寄ってきたので、
振り返らずにおやつを差し出したら、パクリ♡
ついでにわたしの手もペロペロと。

そんなことを繰り返した後、
息子さんにお散歩リードを装着、
そのままお散歩へ。

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「な、なにをするんですか?」


ちょっと歩くたびに振り返り、
「な、なんでついてくるんですかぁ」
「あ、あなたいったいなんなんですかぁ」
と言いたげにわたしを見る。
しょーがないじゃん、リードで繋がってるんだから。

ゴルゴも息子さんも、
ふたりでじゃれあったり嗅ぎ合ったりすることはなく
お互い無関心っぽいのに、
それでもふたり一緒だと心強いようだ。
ひとりだとすぐに引き返してしまうゴルゴも
どこまでも歩く。
息子さんも走る。

帰りは、ゴルゴに家まで送ってもらって
無事にお散歩を終えた息子さん。
いつもの定位置、部屋の奥に引っ込むことはなく、
タタキでおすわりするぐらいには慣れてくれた。
…ってことで、「仲良し風記念写真」を。

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心を無にする息子さん



達成感に満ちあふれて
4軒目の、道に面したお宅へ。
猫の姿、無し。

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5軒目は倒壊した蔵のお宅。
キジシロがにゃーにゃー鳴きながら登場。
恐がり三毛も建物の影から顔を出す。
その場でおふたりにウェットを。

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その間に給餌小屋の中に置き餌をセット。



6軒目は、犬チーズと猫チビ&千夜ちゃんのお宅。
11月26日の日比さんのブログには
「今日はチビがいなかった。雨の中どこへ?」とある。
(26日のブログ→

チビは10月にも行方がわからなくなり、
数日後、傷を負った姿で戻って来たことがある。

残念ながら今日もチビは居なかった。
日比さんがおっしゃるには
チビを最後に確認したのは23日だそうで、
もう5日間、姿を見た人が居ない。

「また前みたいにフラっと出てくるでしょ〜」
と軽く考えることは出来ない。
前回だって、フラリとどこかへ放浪していたわけではない。
あの傷。
獣に襲われ、追われ、傷ついて身を潜めていたのだ。
それでも、チビはまた同じ場所で過ごすしかなかった。
獣に襲われる危険のある、同じ場所で。

何回怖い思いをしたら、
どのぐらい深い傷をおったら、
救いだしてもらえるのだろう。

ついに二度と帰ってこなかった時、
あるいは痛ましい姿を発見した時にはじめて、
「あの時助けてやれば…」と後悔するだけなのか。
そうなってから流す涙なんてなんの意味もない。
なぜチビが、猫が、犬が、
こんなにもがんばらなくちゃいけないんだろう。

千夜ちゃんとチビはいつも一緒だから
千夜ちゃんもきっと怖い思いをしたはず。

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ねえ千夜ちゃん、チビはいまどこにいるのかな?

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ねえチーズ、チビになにがあったか知ってる?

そうして、結局わたしも
チビを探してあげることは出来ず、
この場を去るだけのヒトなのだ。



7軒目はお隣の「三本足」のお宅。
マガリが居た。
縁の下に隠れながらお食事。

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「はやく帰ってください」



8軒目は、噛む犬クーのお宅。
クーは、チーム銀次のシーザーこと宿六さんのおかげで
「噛んだことはあるけど、今はお散歩にも行ける犬」になった。
けど、今回は諸事情により、散歩チャレンジはしなかった。
ごめんなさいね。

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クーの居るハウスの真ん前に、
フレコンバッグがドーンと置いてあった。
なぜここに置く必要が???
失礼しちゃうよ、まったく。

今日は猫の姿は無かった。



9軒目は、花卉農家(クラクション)のお宅。
プップーとクラクションをならしたら、
にゃーんと猫の声。

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にゃんともかわいい下膨れのキジトラ


でも、君、ここん家の子ではないよね?
なのにクラクションに反応するとは!

給餌場所にウェットをセットし、
帰ったふりをしてのぞきに行ったら、
ヒゲちゃんが居た。
わたしは見れなかったけど、
シーナさんがフサの後ろ姿も見た。
たまちゃんとアカはどこにいったのかなぁ……。



10軒目は、こざくらちゃんのお宅。
前回に続いて、猛烈に空腹のようだった。

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シーナさんに揉まれながらも食べ続けるこざくら


食後はぬれ縁でグルーミング。

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グーパーサービスに
観客(シーナさんとわたし)の黄色い声援が飛ぶ。

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「どうせ帰るんでしょ?」


わたし達が車に戻ったとたん、
烏が二羽、舞い降りてきた。
置き餌のドライ狙いだろう。
こざくらがドライを食べられることは少なく、
人が来た時に貰えるウェットだけで
生き延びてるのではないかなと思う。



11軒目は、噛まない犬クー。
前回写真を撮り忘れたので、
今回は忘れないように!

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にゃはは


おやつをあげたら、
さっそく穴をホリホリして埋め埋め。

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お鼻に砂がついてますよー

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「きにしない〜!」


鶏さんには小松菜を献上。

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こんなふうに凧糸で吊るしてみた



チャッピーのお宅は
お家の人が帰っていたようなので通過。



12軒目は、公民会前のお宅。
メエメェとマァマァは
前回同様、激しくお腹が空いてる様子。
うーん、お家のかたの帰宅頻度が減ってるのか、
ボラの立寄り頻度が減ってるのか・・・。
縁の下の置き餌は、今回も一粒も残っていないから、
ここも獣たちに喰い尽くされてるのだろう。

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食べても食べても足りない様子のふたり

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居着きの恐がり茶トラ、半身

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最終的には全身お披露目


やっとやっとやっと落ち着いたおふたりさん。

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メェメェ

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マァマァ



13軒目は、初めて行くシロッチ(犬)のお宅。
お家のかたが留守の時、
シロッチは鍵付きの建物の中に居るので
姿を見ることは出来ない。
今日の目的は、お腹の弱いシロッチへのフード配達。
from チーム銀次ですよ。

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たくさん食べてね、シロッチ!

(つづく)
posted by inukaki at 19:14| カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする