『ネコヅメのよる』(WAVE出版)絶賛発売中!
発売は2016年の5月。
特に話題の本ってわけでもなかったから、
今ごろはみんなに忘れられていてもおかしくないのに、
置いて下さる書店さんや、
手にとってくれるお客さんや、
ツイッターやブログに感想を書いてくれる読者のかたが
途切れずに居て下さるおかげで今があります!
「ありがっとぉーっ!」
昨年の終わり、
もうそろそろ売上も落ちてくるよね〜・・・というころ。
「ついにここまでか……」
静岡書店大賞の児童書新作部門第三位に
『ネコヅメのよる』が選ばれて、
12月6日に授賞式に行ってきました!
お留守番スイッチ、ぽちっ
静岡県人心をくすぐる何かがあった………
のかどうかはわからないけれど、
嬉しい嬉しい「寝耳に水」でした。
静岡サイコー!
「すぐ乗せるよね…」
「静岡書店大賞」は今回が5回目。
映像化したい文庫部門と
小説部門と
児童書名作部門と
児童書新作部門が。
それぞれの部門、大賞しか発表されないのだけど、
児童書新作部門だけは3位まで発表とな!
白木、ギリギリセーフで恩恵にあずかりました。
お土産は静岡書店大賞のピンバッヂ
1位と2位は
今をときめくヨシタケシンスケさん。
1位ヨシタケシンスケ、2位ヨシタケシンスケ、ときて
3位白木ピッピ(対外的には町田尚子だけど)。
凄いじゃありませんか!
副賞に木村飲料さんの
サイダー詰め合わせセットをいただきました。
ラベルがかわいい!
WAVE出版のみなさまと分け合いまして、
飲むのに勇気が必要な「うなぎコーラ」は
出版社のかたに飲んでいただきました。
(なかなか美味しかったそうです!)
わたしは、「富士山サイダー」をいただきました。
いつか「日本一」になった時に飲もう!!
なんて言ってたら一生飲めなさそうだけど。
静岡のみなさま、ありがとうございました!!
そして、そして。
年が明けて、1月12日には
MOE絵本屋さん大賞の贈賞式へ。
『ネコヅメのよる』は第6位。
ビミョーな順位。。。
「チーン・・・」
というのも、
以前『いるの いないの』で3位になった際、
「書店さんが絵本屋さん大賞フェアをやってくれるので
5位までは売れますよ!」と言われたことが思い起こされ、
「5位だったら売れたのに………」
「6位じゃ意味無いじゃん………」
と残念で残念で・・・。
ふて寝?
でもでもでも
今回からは10位まで贈賞式に呼ばれ、
10位まで表彰され、
10位まで盾もいただけたのです!
なにより、
10位まで書店さんのフェアに入れてもらえることに!
もぉ〜、早く言ってよぉ〜。
それだったら全然6位でもいいっ!
嬉しいっ!
白木、よくがんばった!!
静岡にもMOE絵本屋さん大賞にも同行してくれた
お股白木ブローチはフェルト作家のハスナゴちゃん作
ちなみに、
こちらの1位2位も
静岡書店大賞と同じヨシタケシンスケさん。
強い。
そんなわけで、
現在、書店に『ネコヅメのよる』が置いてある率は
高いんじゃないかと。
ぜひぜひ手にとって見ていたきたいです。
足じゃなくて手にとって!
2月には「猫の日」があるので、
猫っぽくはない白木だけど
なんとか猫本フェアに侵入して
もう少しがんばってもらいたい!(切望)
ところで、
表紙の白木についてなのだけど、
「指が5本に見える」との噂が…。
確かに。。。
この表紙を描くために見た白木の写真がコチラ
↓
指が5本 に見えなくもないし、
爪が指又から生えてる みたいに見えなくもない。
たしかコレを描いてる時に
指が5本に見えるけどいいのか?とか
爪ってこんなところから生えてるっけ?と疑問に思って
白木の手を確認した気がする。
前脚の指は4本(+親指1本)だけど、
5本に見えたりすることもあるのか〜、
じゃあまぁいっか、このまま描いちゃえ、
と思ったんだろう。
もしかしたら白木が特殊なのか?!
「白玉バーガー」
指が5本に見えるかもしれないけど、
白木は「ヘミングウェイ・キャット」ではありません。
※ヘミングウェイ・キャットとは、
前肢の指が6本ずつある多指症の猫を文豪ヘミングウェイが飼っていたことから、
多指症の猫を「ヘミングウェイ・キャット」と呼ぶことがあるそうです。
「幸運をもたらす猫」とも言われてるとか。
「ざんね〜ん」
ちなみに、
ブックデザインをしてくれた
大島依提亜さんちのひゃっこちゃんは
ヘミングウェイ・キャットです。
初めての猫がひゃっこちゃんだった大島さんは、
他の猫を見て
「指が一本足りなくて可哀想に」と思ってたとか…。
あと、もう一個。
「わあ!でた!」のページで
「猫の瞳孔が細くなるのはおかしい」というご指摘。
その通り!!
猫は暗いところでは瞳孔が大きく(つまり黒めがちに)なります。
最初、わたしもそれにとらわれていたのだけど、
それだとどうも「びっくり!」感がでなくて。
それで、最後の最後に全員(二匹を除いて)の黒目を
細く描き変えたのでした。
そのほうが、ページをめくった時に効果的だと判断して。
「月の光ごときでは瞳孔は細くならない」けど、
「あれは月じゃなくてネコヅメだもの」
「ネコヅメの明かりは月光よりも凄いのだ!」
と言えるしなーと思ったし。
まぁそこはファンタジーと思ってもらえれば幸いです。
「よろすく!」
『ネコヅメのよる』、
じわじわとがんばってます。
白木ももうすぐ16歳。
じわじわとゆっくり生きています。
「寝てるが勝ち」(白木格言)
どちらもゆるやかに長く
そこに居て欲しいと願います。
ね!
ラベル:絵本